愛着あれば「奥さん」と呼んでも? 土屋礼央さんの答え

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聞き手・貞国聖子
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 ラジオのパーソナリティーなどとして活躍するミュージシャンの土屋礼央さん(44)は「ぼくは食器洗いをやっていただけで、家事をやっていなかった」と言います。3月8日は国際女性デー。妻や息子、リスナーとのやりとりで気づいた「土屋礼央的ジェンダー」って何ですか?

     ◇

1976年、東京都国分寺市生まれ。「RAG FAIR」のリードボーカルとしてデビュー後、多方面で活躍。TBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」などでパーソナリティーを務める。

 心から思っていることをしゃべる時はスムーズに言葉が出てくる。ファミレストークは絶対かまないんです。逆に心に思っていないことを話す時はかむことってありますよね。

 ラジオなどで発信する者として、表現には気を配っています。心に思っていない言葉は出てこないから、話すテクニックよりも、自分がどう考えているかが大切だと思っています。

 ラジオで「奥さん」という言葉を使って、「奥さんとは何事だ」というご意見を頂いたこともあります。「奥さん」の語源や意味を調べると、なるほど、と。じゃあ「うちの妻」はいいけれど「相手の妻」はどう呼べばいいのかな? とかラジオ仲間とけっこう話し合います。

インナーマッスルに埋め込まれた意識

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 ラジオの生放送を始めたころ…

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男女格差が主要先進国で最下位の日本。この社会で生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。性別に関係なく平等に機会があり、だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダー〈社会的・文化的に作られた性差〉について、一緒に考えませんか。[もっと見る]