NTT接待問題「割り勘の認識?」 1万円の支払い説明

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 5日の参院予算委員会で、立憲民主党白真勲氏は、4日発売の週刊文春の記事をもとに、NTT接待問題について質問した。

 総務省の巻口英司・国際戦略局長と前内閣広報官の山田真貴子氏(当時は総務審議官)は昨年6月、NTT側から1人あたり約5万円の接待を受け、各1万円を支払ったと報じられた。

 巻口氏は「公務員倫理法の趣旨に沿って、自己分の費用負担として、先方から提示のあった1万円を支払ったと記憶している」と説明した。白氏は「割り勘という認識だったんですか?」と追及。巻口氏は「会費として、自己分の費用負担として、先方から提示のあった1万円を支払った」と繰り返した。領収書は受け取らなかったという。

「お菓子の類」の手土産も記憶

 総務省の複数の幹部がNTT側から接待されたと報じられた問題をめぐって、立憲民主党の白真勲氏が「日本酒やワインも相当いいものを飲んだ記憶は」と尋ねたのに対し、谷脇康彦・総務審議官は「食事、飲み物をいただいた記憶はあるが、おいしかったのかどうか等々、記憶がございません」と答えた。

 谷脇氏は、コースの価格やワインの銘柄についても「事実関係を確認中だ」として明言を避けた。支払った会費が5千円にとどまると報じられたことについては「具体的なメニュー表、金額などもなかったと思う。全体額がどのくらいだったのかもその時点では認識しておらず、会食への参加額として応分の負担をした」と述べた。

 巻口英司・国際戦略局長は会食の際に「お菓子の類」の手土産をもらった記憶があるとし、「会食当時、お土産代についても自分の費用負担として先方から提示があってお支払いした1万円の中に含まれていると認識していた」と説明した。

外務審議官は「利害関係者ではない」

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 NTT側から総務省への接待…

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