みずほ、3月中のデジタル口座移行を断念へ ATM障害

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箱谷真司
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 みずほ銀行は、2月28日のATM(現金自動出入機)の大規模な障害を受け、定期預金の既存口座をデジタル口座へ移す作業を延期する。3月上旬までに終える予定だったが、障害の原因究明が終わっていないため、3月中の作業を断念する方針だ。コスト削減のために進めてきたデジタル化の施策が障害で遅れる。

 みずほ幹部は5日、朝日新聞の取材に「全体の真因究明ができていないなか、データ移行だけ大丈夫というのは経営判断として甘い。拙速な対応は絶対に避けたい」と述べた。作業再開は早くても4月になる見通しという。

 みずほは1月、紙の通帳を発行せずにネットで出入金の記録を確認するデジタル口座「みずほe―口座」の取り扱いを開始。1月末時点で1年以上にわたって紙の通帳に記帳がない既存の口座について、3月上旬までに自動的に「e―口座」に切り替える計画だった。

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 延期によってデジタル口座へ…

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