【詳報】首相「心からおわび」も「政治責任の定義ない」

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【ノーカット動画】菅首相が緊急事態宣言の延長について記者会見
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 菅義偉首相が5日午前10時から、参院予算委員会に出席しました。新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の延長をめぐり、午後9時からは記者会見にも臨みました。タイムラインで一日を振り返ります。

5日の参院予算委員会の質問者

10:00~11:45 小西洋之氏・白真勲(立憲)

11:45~12:00 河野義博氏(公明)

13:00~13:30 河野義博氏(公明)

13:30~14:06 浅田均氏(維新)

14:06~14:42 舟山康江氏(国民)

14:42~15:27 井上哲士氏・山添拓氏(共産)

15:27~16:39 佐藤正久(自民)

16:39~17:18 宮島喜文氏(自民)

09:10

五輪相「変異ウイルス、様子を変えていく」

 丸川珠代五輪相は閣議後会見で、首都圏4都県への緊急事態宣言の2週間延長が、東京五輪・パラリンピックの海外観客受け入れの判断に影響を与えるかについて、「判断できません」と述べた。「変異ウイルスというのは、これからもどんどん様子を変えていくと思う。2週間経って突然、何か新しいことが出てこないとも限らない」とも指摘した。

09:40

厚労相「この2週間が瀬戸際」強調

 新型コロナウイルス対応の首都圏4都県への緊急事態宣言の2週間の延長方針をめぐり、田村憲久厚生労働相は記者会見で、「この2週間が本当に瀬戸際だと思っている」と強調した。「ワクチン接種は医療従事者の方々にお力を頂かなければならないが、感染が拡大していれば(患者への対応で)ままならない」と指摘。「なるべく新規感染者を抑えたい。ご協力をお願いしたい」と呼びかけた。

 また、田村氏は「病床が逼迫(ひっぱく)しているのが今回、延長する一つの大きな理由」とし、「2週間あると、感染者が増えれば別だが、病床はある程度余裕が出てくると思う」と述べた。

09:50

首相長男らの出席、与党応じず

 参院予算委員会に先立って開かれた同委理事会。野党側が、菅義偉首相の長男が勤める「東北新社」から総務省幹部らが繰り返し接待を受けていた問題をめぐり、長男をはじめとする同社関係者の参考人としての出席を前日に続いて要求した。

 だが、与党筆頭理事の青木一彦氏(自民党)は「民間人である」として、この日も応じなかった。

10:05

参院予算委員会始まる

 菅義偉首相らが出席し、参院予算委員会が第1委員会室で始まった。

10:10

緊急事態宣言の延長方針を説明

 菅義偉首相は首都圏4都県で続いている緊急事態宣言の延長方針について、「国民の命と暮らしを守るためとはいえ、国民や事業者のみなさんのご協力にもかかわらず、病床の逼迫(ひっぱく)など、いまだ厳しい指標があり、今回2週間程度の延長が必要だと考えるに至った」と説明した。そのうえで、「率直に申し訳ない」と陳謝した。立憲民主党の小西洋之氏の質問に答えた。

10:20

リバウンド防ぐ「七つのポイント」発表へ

 専門家による政府諮問委員会の会長も務める尾身茂氏は、5日午前の同委員会の「総意」として、緊急事態宣言を2週間延長する意味を確認することが重要だと指摘。最も重要な意味として「(解除後に)感染拡大があっても何とか対処できる態勢の強化を準備する」ことを挙げた。リバウンドを起こさないための「七つのポイント」を発表する方針も明らかにした。

10:40

医療体制の計画は「なるべく早く」

 田村憲久厚労相は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための検査や保健所、医療提供体制の今後の計画について「今回、感染者の伸びがあったことを踏まえ、それでも対応できるような計画をつくっていただかなければならない」との考えを示し、「この2週間では無理だと思うが、なるべく早く各都道府県と協力し対応したい」と述べた。

 菅義偉首相も「今日までの状況を踏まえたなかで、しっかり検証していくのは当然のことだ。検証して必要なことであればしっかり対応する」と語った。

 立憲民主党の小西洋之氏の質問に答えた。

 改正された新型コロナ対応の特別措置法の付帯決議には、国や都道府県が検査や保健所、医療提供体制の問題点を検証したうえで、今後の計画的な整備を図ることが盛り込まれている。

10:50

「幹部引っ張り出すための接待要員」と指摘

 総務省の接待問題について、総務官僚出身の立憲民主党の小西洋之氏は参院予算委員会で、「首相の長男は、(総務省の)最高幹部を引っ張り出すための接待要員だったのではないか」と指摘した。

 総務省が2月22日に、東北新社側から接待を受けた職員を発表したが、局長や審議官の他に課長補佐も1人いた。

 小西氏もかつては総務省の衛星放送の担当課で課長補佐を務めた。今回、接待を受けた課長補佐は自分の後任にあたるという。

ここから続き

 小西氏は「東北新社側に(菅…

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