総務省の複数の幹部がNTT側から接待されていた問題で、接待された谷脇康彦・総務審議官が4日の参院予算委員会で、「さらなる疑念を抱かせることになったと深く反省し、おわび申し上げたい」と陳謝した。総務省はNTTによる接待も国家公務員倫理規程に反する可能性があるとみて、改めて調査に乗り出したことも明らかにした。

 谷脇氏は2018~20年に計3回、NTTと会食した事実があったと認めた。そのうえで、「先方に提示された金額を負担したと思う。従って(国家公務員)倫理法に抵触しないと認識した」と釈明した。会食の相手や金額については、NTT側に確認する必要があるとして、明らかにしなかった。

 国家公務員倫理規程は、利害関係者が費用を負担する接待を禁じている。割り勘でも、1人1万円超の利害関係者との飲食は事前届け出が必要になる。谷脇氏らは事前の届け出もしていなかった。

 3日夕に配信された文春オンラ…

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