「2週間程度は必要じゃないかな」首相が語った宣言延長
菅義偉首相は3日夕、首相官邸で記者団に対し、新型コロナウイルス対策で7日までの期限で首都圏4都県に出している緊急事態宣言について、2週間程度の延長をする考えを表明した。記者団とのやり取りは次の通り。
「国民の命と暮らしを守るため」
――新型コロナ関連の大臣会合では、どのような話し合いが行われたのか。
「感染状況を確認し、今後の対応策を協議をいたしました。1都3県については、7日に期限を控えているわけでありまして、感染防止対策、極めて重要な局面であると考えています。病床が逼迫(ひっぱく)している状況、厳しい指標も、ギリギリの指標もありますから、私としては、国民の皆さんの命と、暮らしを守るため、2週間程度の延長が必要ではないかと考えております。いずれにしろ、専門家、関係者のご意見を伺った上で、最終的に私自身が判断をしたいと思っています」
――2週間程度という期間の理由は。
「これについても、これから、専門家の皆さん、関係者の皆さんの意見を伺って、決めていきたいと思っています」
――東京五輪で、海外からの観客の受け入れを見送る方向で政府が検討中との報道があるが。
「政府は、検討とか、そういうことはやっておりません。IOC(国際オリンピック委員会)、東京都、組織委員会と連携しながら、政府としてはお手伝いをしたい、というふうに思っています」
――2週間という延長の幅は、1都3県の知事の意向も踏まえたものか。
「1都3県の知事の皆さんの意見も当然、これから伺った上で判断をしたいと思います。まだ、2週間と決定したわけじゃなくて、私は2週間程度は必要じゃないかなという思いでありますので、そうしたことを、専門家の皆さんや関係者の皆さんのご意見を伺った上で、最終的には判断をしたい、こういうことであります」
――決定ではないというが、専門家や1都3県の知事に聞く前に、2週間と表明したのはなぜか。
「昨日も(関係)大臣が、集まっています。それぞれの知事とも当然電話では状況は伺っています。正式でなくて、どういう状況であるかということを伺ってますし、ある意味でギリギリまで、今日のそれぞれの1都3県の陽性者数だとか、病床、そうしたものを参考にしながら、方向性を出さしてもらったということです」
責任論に「目標に向け進むことは大事では」
――専門家に聞く前に表明したのはなぜか。
「どなたですか」
――東京新聞です…
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