餓死の5歳児、胸腺が萎縮 長期の虐待で強いストレスか

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板倉大地 横山翼
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 福岡県篠栗(ささぐり)町で昨年4月、5歳の男児が餓死した事件で、死亡した男児の「胸腺」が萎縮していたことが捜査関係者への取材でわかった。胸腺の萎縮は虐待などで強いストレスを受けた場合によくみられる所見。母親の供述から、母親の知人の女が男児に暴行を加えていた可能性も浮上。県警は男児が長期にわたり心身の虐待を受けていたとみて調べている。

 県警によると、死亡した男児は碇(いかり)翔士郎ちゃん。母の碇利恵容疑者(39)と知人の赤堀恵美子容疑者(48)は町内のマンションで、翔士郎ちゃんに2019年8月ごろから食事を制限して低栄養状態にし、20年4月18日に餓死させたとして保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された。

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 胸腺は、胸骨の裏にある免疫…

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