後発薬大手の日医工に業務停止命令へ 管理体制に問題

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田添聖史
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 ジェネリック医薬品(後発薬)製造の大手で東証1部上場「日医工」(富山市)が、品質試験の記録に不備があるなど管理体制に問題があったなどとして、富山県が3日、医薬品医療機器法に基づき、約1カ月の業務停止命令を出す方針を固めた。関係者が取材に明らかにした。同社によると、健康被害の報告はないという。

 命令の対象は、同社富山第一工場(富山県滑川市)の製造業務と、同社の製造販売業務になる見通し。

 同社によると、昨年3月、富山第一工場で製造工程や品質管理の調査を始めたところ、品質試験の記録の不備などが見つかり、同年4月~今年1月、高血圧薬や糖尿病治療薬など延べ75品目を自主回収した。

 行政処分には、重い順に許可取り消し、業務停止命令、改善命令がある。

 同社広報担当者は取材に対し「(管理体制の問題点については)現時点では言えない」としている。

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 同社は1965年設立。後発…

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