進学や就職、結婚、不妊治療や子育てなど人生の節目と介護が重なる人たちがいる。大学生の男性(26)は、自身が中学生の時、父親が65歳未満で発症する若年認知症と診断された。経済的な不安を抱えながら、独学で進学するしかなかったという。
中学から父介護 先生の一言で「相談やめよう」
通信制大学に通う東京都の大橋尚也さん(26)は、共働きの両親と3人暮らしの家庭で育った。
中学2年の時、当時49歳の父がアルツハイマー型認知症と診断された。
診断を受ける前に父は家族に相談せず仕事をやめ、家にこもるようになった。母が働き続けて家計を支えたが、生活費をまかなうだけで精いっぱいだった。大橋さんは高校受験で都立高校1校のみを受け、なんとか合格した。
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間違ったことは許さない厳し…
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