クボタ、農機電動化や自動化に舵 脱炭素へ研究費6割増

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森田岳穂
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 「脱炭素」が企業経営の最重要課題の一つに急浮上している。農機大手のクボタは2月にまとめた2025年までの経営計画で、研究開発費をこれまでの5年間より約6割増やし、脱炭素に向けた技術開発に力を注ぐ。北尾裕一社長に考えを聞いた。

 ――脱炭素をどう実現していきますか。

 「できることはたくさんある。まずはトラクターや建機に使っているディーゼルエンジンの電動化だ。自動車と同じように、ハイブリッドや水素を使う燃料電池といった多様な動力源の活用を検討している。生産時の排ガス低減も重要だ。ただ、馬力が必要な大型のものは現時点では電動化が難しいとみられている。植物由来の燃料の活用なども検討している」

 ――先端技術の研究にも力を入れています。

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 「農機の完全自動化へ向けた…

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