名人挑戦の斎藤慎太郎八段 苦戦の中で師匠がかけた言葉

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村上耕司
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 第79期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終戦を勝利で飾った斎藤慎太郎八段が対局後の27日未明、報道陣の質問に答えた。初めて挑戦権を獲得した名人戦について「特別なタイトルという気持ちもある」と話した。斎藤八段の一問一答は次の通り。

――本日の将棋を振り返っての感想を。

「なかなか難しい将棋で、持ち時間を投資してしまったという感じ。途中は先が見えなかった。中飛車の構想が見えてようやく見えてきたが、ただそこから終盤はいろいろあった。最後まで気持ちを切らさずに指し切れたのはよかった」

――勝ちを意識したのはどのあたり?

「最後まで分かっていなくて、▲8二飛成の詰みが見えてようやくというところだった」

――A級を戦った感想を。

「大変な対戦相手しかいないところだが、一応、気持ちの面では臆さず、一局一局、集中して戦えたことがよかったと思う」

――今期印象に残った対局は?

「どれもですが、双方1分になったのが本局だったので、挑戦がかかった一局ということもあり、今日の一局と思います」

――渡辺明名人の印象は?

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「私が奨励会の時から第一人者…

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