過疎の町になぜ巨大陸上施設 初の大会でトップ選手集結
酒瀬川亮介
鹿児島県大隅半島の付け根にある小さな町、大崎町に、陸上の日本記録保持者や、五輪やパラリンピックに出場経験のある陸上選手が集結する。人口1万3千人弱の過疎の町で、なぜ、そんな大きな大会ができるのか。そこには、「日本で唯一」を含む一流施設がそろっているためだ。
28日に開かれるのは、室内陸上大会「ジャパンアスリートゲームズ・イン大崎」。鹿児島陸上競技協会と大崎町陸上競技の聖地創り実行委員会がクラウドファンディングなどで資金を集め、初めて開催されることになった。
出場を予定しているのは、2016年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)代表では、400メートルリレー銀メダルの山県亮太(セイコー)のほか、棒高跳びの山本聖途(トヨタ自動車)、10種競技の右代啓祐(国士舘ク)、中村明彦(スズキAC)。さらに、110メートル障害の高山峻野、走り幅跳びの城山正太郎(ともにゼンリン)といった日本記録保持者もそろう。
アクセスの悪さ、施設の質でカバー
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大会が開かれる「ジャパンア…
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