密でも「お母さんはチュー」子どもら、作文でコロナ回想

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宮崎亮
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 コロナ禍を受け、政府が全国一斉休校を要請してからきょうで1年。友だちと会えないしんどさや再会の喜び。息の詰まる日々の暮らしと、それゆえに実感する家族との楽しい時間。全国の子どもたちの作文を通じて、この1年を振り返ってみる。

 全国の教師らで作る定期誌「作文と教育」(日本作文の会編、本の泉社)は、子どもたちがつづり、クラスで読み合った作文の数々を掲載。この間、「子どもたちとコロナ」をテーマに度々、特集を組んできた。

 ねむれない。どうしてだろう 心の中で思った。「みんなに、会いたいなー。」

 休校中にこう書いた東京都練馬区立大泉第四小学校3年の佐藤希咲さん。お母さんに背中を優しくたたいてもらい、眠りに落ちる。

 気が付くと、朝になっていた。「あ~あぁ。」起きてゲームをしながらさけんだ。「学校より、東京オリンピックの方がきけんじゃないかー!! 東京オリンピックは、海外からくるけど、学校は日本だけじゃないかー!!」さけんだら、いがいとスッキリした。

 コロナ禍でも、全てが嫌なことばかりではない。長野市立古里小学校5年の中村凰士朗さんの「ゴールデンウィークのお父さん」。

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