京都の芸術、金融機関とタッグで支援 小劇場などが団体

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向井大輔
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 クラブや小劇場、ミニシアターなど、京都市の芸術拠点5カ所が19日、京都信用金庫(京都市下京区)と芸術活動をサポートする団体「BASE」を発足させた。自主事業の収益などで基金を創設し、市内の芸術拠点に助成する。新型コロナウイルスの影響で収益が悪化する中、地域の金融機関とのタッグに活路を見いだす全国でも珍しい取り組みという。

 参加するのは、国内外の著名なアーティストが舞台に立ってきたクラブ「METRO(メトロ)」(左京区)や、小劇場「THEATRE(シアター) E9 KYOTO(E9)」(南区)▽ミニシアター「出町座」(上京区)▽アートスペース「kumagusuku」(中京区)▽同「DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Space」(上京区)――の民間の5カ所。

 当面、日本財団の「わがまち基金」の助成金3千万円などを使い、経営者ら向けの芸術講座や催しを開く。自主事業の収益に加え、寄付やクラウドファンディングなどを基金の原資にし、今後一般社団法人化を目指す。

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