ノンアルビール、世界でも人気 健康志向追って大手続々

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ロンドン=和気真也
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 日本でおなじみのノンアルコールビールの販売が、世界でも広がっている。健康志向の高まりや高齢化で、先進国を中心にビール全体の需要が鈍るなか、ノンアルは先行きの拡大が見込まれる。コロナ禍で家飲みが増えたことも追い風に、各社は新商品の投入を加速させている。

 ロンドン市内のスーパーに先月、ノンアルビールを集めた特設コーナーができた。「ハイネケン」や「ペローニ」など欧州有名ブランドに加え、クラフトビールメーカーの商品が並ぶ。売り場の店員は「ロックダウンになって手に取る人が増えた」と話す。

 世界2位のハイネケンが今月発表した2020年12月決算は、コロナ禍で飲食店が営業休止になったあおりで売上高が前年比18%減の197億ユーロ(約2兆5400億円)。純損益は2億ユーロの赤字だった。

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