タイマイの甲羅を密輸の疑い べっこう販売業の男ら逮捕

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角詠之 河崎優子
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 ウミガメの一種・タイマイの甲羅を密輸入したとして、警視庁東京税関は、べっこう卸販売業の斉藤秀明(61)=東京都練馬区平和台1丁目=と元輸入業の梁瀬久(82)=長崎市風頭町=の両容疑者を外為法違反(無承認輸入)と関税法違反(無許可輸入未遂など)の疑いで逮捕し、25日発表した。調べに対し、斉藤容疑者は容疑を一部否認し、梁瀬容疑者は認めているという。

 警視庁生活環境課によると、2人は2019年9月、共謀し、ワシントン条約により1994年に輸入が完全に禁じられたタイマイの甲羅約7キロを、ハイチから国際郵便で輸入した疑いがある。品目欄に「牛の角加工品」と記載していたが、東京税関が虚偽申告に気づいた。

 タイマイの甲羅はべっこう細工の原料で、メガネのフレームやくしに使われてきた。警視庁は2人が甲羅を加工業者などに売ろうとしたとみている。

「日本ではステータス」根強い需要

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