昔はラジオ、今は ポッドキャストがつなぐ若手農家の声

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黄澈
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 インターネットで音声を配信する「ポッドキャスト」を使い、農家が仕事の裏話やうんちくなどを発信する「農系ポッドキャスト」が、全国的な広がりを見せている。畑仕事の「相棒」といえば以前はラジオだったが、スマホの普及で若手農家の間ではポッドキャストを聞きながらの農作業が広まり、普及を加速させているようだ。

実感した「肉声の力」

 金曜日の夕方、三重県四日市市の郊外にある農家の倉庫に、3人の男性が集まった。箱の上に板を敷いたテーブルの上には、マイクとパソコン。午後6時半、ポッドキャスト番組「おみそしるラジオ」の収録が始まった。

 キュウリ農家を営む「しなやん」こと阿部俊樹さん(39)が、近所でナスなどを栽培している「ナスケン」こと堀田健一さん(34)と、友人の会社員「すみへい」こと住田良平さん(33)に声をかけ、2019年1月から始めた。

 阿部さんは実家が兼業農家だった。しかし、「田舎くさい」などと、農業に良い印象を持っていなかった。

阿部さんたちがポッドキャストの世界に入るきっかけになった番組「ノウカノタネ」を配信する鶴田祐一郎さんが、朝日新聞ポッドキャストに出演してくださいました。

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