クルーズ船の感染者受け入れから1年 「大きな経験に」
木村俊介
藤田医科大学岡崎医療センター(愛知県岡崎市)が、大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で新型コロナウイルスに感染した乗客らを受け入れてから1年が過ぎた。当時は開院前。昨年4月の開院以降も県内の感染者らを受け入れ続けてきた。同センター内科学の都築誠一郎助教(39)は「休日も夜間も関係なく、受け入れています。入院患者はピーク時の半分くらいまで減っていますが、まだまだ忙しい日々です」と話す。
乗客の受け入れが決まり、都築さんに連絡が入ったのは、休みを取っていた2020年2月17日、月曜の午後だった。
「『火曜に受け入れをするから手伝ってほしい』と連絡が入り、急きょ集まりました」。当時は藤田医大病院(同県豊明市)に勤務していた。開院するセンターで救急科の立ち上げに携わる予定だった。
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