大阪小6女児誘拐、被告側が無罪主張 「命を守るため」

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佐々木凌
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 2019年11月、大阪市の小学6年の女児(当時12)が栃木県小山市の交番で保護された誘拐事件で、未成年者誘拐などの罪に問われた無職伊藤仁士被告(36)=同市=の初公判が22日、水戸地裁(中島経太裁判長)であった。伊藤被告は「甘言を用いて誘惑したという事実はありません」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。

 起訴状によると、伊藤被告は19年11月、SNSで知り合った女児に「君と似たような人を保護している。孤独で話し相手が欲しいので君に来て欲しい」などとメッセージを送信。同月17日に大阪市内の公園まで女児を誘い出した上で、電車を乗り継いで小山市の自宅まで連れて行き、誘拐したとされる。

 女児は同23日朝、伊藤被告宅から自力で逃げだし、近くの交番に駆け込んで保護された。同日、伊藤被告宅にいた茨城県内の中学生の少女(当時15)も保護された。

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 伊藤被告はこの少女ともSN…

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