惜しまれつつ退団して1年3カ月。宝塚歌劇団の元花組トップスター明日海(あすみ)りおが、映像の世界へ飛び込んだ。目指す理想像は、そして同期の雪組トップ望海風斗(のぞみふうと)への思いとは。
クランクイン、緊張で手が震えた
退団後、初出演となった連続ドラマが放送されている。1月半ばに始まった関西テレビの「青のSP(スクールポリス)」。舞台となる中学校には、警察官の主人公・嶋田隆平(藤原竜也)が常駐し、校内で起きる事件を解決していく。
明日海が演じるのは音楽教師の小川香里。序盤では、さっそく香里の死亡記事が登場。頭から血を流して倒れている場面もあり、歌劇団の仲間からは「もう死んじゃったんですか」と涙マークのLINEやメールが届いた。
香里は、1年前に謎の死を遂げた物語のキーパーソン。嶋田の恋人でもあり、物語では死の真相が解き明かされる。
明日海はNHKの朝ドラ「おちょやん」にも出演中。だが、ドラマの現場は今作が初めて。クランクインの日にはピアノを弾くシーンがあり、緊張で手が震えた。「私ってこんなに緊張しいなんだと驚きました。小さな頃の発表会や(宝塚の)初舞台、新人公演の時代を思い出しました」
鏡の中の自分にそわそわ
2003年の入団以来、「芝…
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