「釈放するから」検事にもらった誕生日 薬物と闘って今

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片田貴也
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薬物依存から立ち直り、支援にとりくむ 栗原豊さん(78)

 30~60歳の間に薬物などで通算20年間の刑務所生活を送った栗原豊さん(78)。検事の言葉をきっかけに依存症から回復し、支援施設を立ち上げた。依存症者に学び直す姿を見せようと、早稲田大学の通信課程で学ぶ。薬物などを断った日を「誕生日」として祝う施設で、「誕生日を届ける存在であり続けたい」と支援にとりくむ。

 誕生日をふたつ持つ。生を受けた日と60歳で薬物を断った日だ。

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 30歳から60歳まで、薬物…

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