確定申告スタート、LINEでも整理券 4月15日まで

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中野浩至 横山翼
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 2020年分の所得税などの確定申告が16日、全国の申告会場で始まった。コロナ禍で緊急事態宣言が延長されたことを受け、申告期間も全国一律で4月15日まで延長されている。

 東京都港区の品川税務署では16日午前、俳優の高橋英樹さん(77)夫妻がタブレット端末を使って申告を体験。高橋さんは43年連続で初日に申告しており、「自宅でもどこでも申告できるということになったので本当に楽になったなと思う」と述べた。

 例年、計約400万人が訪れ「密」になりやすい各会場では、レイアウトを見直したり、入場整理券を配って来場者数を制限したりして、コロナの感染防止を図っている。整理券は当日、会場で配られるが、無料通信アプリ「LINE」上で国税庁のアカウントを「友だち」登録すれば事前入手も可能だ。

 ただ、国税庁は、国税電子申告・納税システム(e―Tax)を使えば自宅からでも申告できるとして、「感染予防にもなるので自宅からの申告を検討してほしい」と呼びかけている。

 所得税の申告が必要なのは、個人事業者のほか、年間給与が2千万円超、給与以外の所得が年間20万円超のサラリーマンら。医療費控除ふるさと納税(寄付金控除)を申請すれば税金の還付を受けられるが、確定申告の期間とは関係なく5年間有効だ。中野浩至

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