涙を浮かべ、最後は笑顔で――。宝塚歌劇団の雪組トップスター望海風斗(のぞみふうと)が8日、トップ娘役の真彩希帆(まあやきほ)とともに宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)の舞台を去った。
午後4時20分ごろから始まったサヨナラショー。望海は黒の衣装で花を手にして「ドン・ジュアン」の楽曲を妖しく歌い上げた。
さらに「ファントム」の「Home」も披露。花組時代にCSの専門チャンネルで真彩とデュエットし、トップコンビになって再びふたりを結びつけた大切な曲だ。望海と真彩は雪の結晶をあしらった薄緑の衣装に身を包み、美しいハーモニーを響かせた。
最後は雪組生と一緒に「Music is My Life」を大合唱。客席のペンライトをみつめ、声を詰まらせる場面もあった。
真彩「世界一幸せな娘役」
この公演で退団するのは計8…
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