仁志監督の「考えさせる」指導論 原点は恩師のつぶやき

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井上翔太
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 今季から就任した横浜DeNAベイスターズ仁志敏久ファーム(2軍)監督の取材では、ノートにメモを取る時間より、直立不動で聴き入る時間の方が長くなる。

 仁志監督の恩師で、昨年11月に亡くなった茨城・常総学院高の元監督、木内幸男さんが似たようなことを言っていたなと、ふと思い出すからだ。記者も高校時代、木内さんから教えを受けた。

 4日の2軍のキャンプでは、仁志監督が高卒2年目の森敬斗と田部隼人に、身ぶり手ぶりを交えて、遊撃手の動きを教える場面があった。

 「覚えなければいけないことが、たくさんあるポジション。何かあればアドバイスをしたり、話を聞いたり。その選手が、チームから何を要求されているのか。こっちも考えながら、選手に合った内容で話をしています」

 そして続けた。

 「1軍のレギュラー陣と比べて、何が劣っているのか。そこをめざして今、何が必要なのかを考え、(選手にも)考えさせる」

木内幸男さんの言葉にある真意

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 そういえば、木内さんは練習…

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