義理チョコをあおり続けた責任がある――。バレンタインデーにおける義理チョコの代表格を自認してきた有楽製菓(本社・東京都小平市)の「ブラックサンダー」が、路線変更を発表して話題となっている。近年の義理チョコへの抵抗感の高まりを背景に、「深く反省する」。その狙いは。
「一目で義理とわかるチョコ」
こんなコピーで、同社がバレンタイン商戦に打って出たのは2013年。クッキーとビスケットの食感が人気のチョコバー「ブラックサンダー」は年間販売1億本を超す主力商品だが、バレンタインの本命用としては蚊帳の外だった。何しろ1本30円。「おいしさイナズマ級!」と書かれた派手な外装だ。
同社はそれを逆手に取り、薄らぎつつある義理チョコ文化の復活を、と唱えた。キャンペーンはヒットし、翌年以降も「義理チョコ専門店」を開くなど、話題を振りまいてきた。
ゴディバ、ブラックサンダー論争
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一方で、義理チョコへの逆風…
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