「石炭や原発と縁切りたい」 電力切り替え、どう選ぶ?

有料記事

戸田政考
[PR]

 電力自由化により、電力会社が選べるようになって5年弱。インターネットでの簡単な手続きだけで、家で使う電気を再生可能エネルギーを利用したものにできる。再エネの利用は身近にできる地球温暖化対策で、電気代が安くなることも多いため広がっていた。ただ、昨年末から卸電力市場の価格が高騰していて、電気代に跳ね返る事態も起きている。切り替え方や注意点などを紹介する。

自家発電はするものの

 神奈川県横須賀市の齊木貴郎さん(71)は昨春、家の電気を大手電力のものから湘南電力(神奈川県小田原市)に切り替えた。湘南電力は「電力の地産地消」をコンセプトに2014年に設立。県内での再エネで発電し、温暖化対策にも力を入れていることが理由だった。「手続きはホームページに名前や住所など必要な項目を入力するだけ。簡単だった」と齊木さん。

 以前から環境問題に関心があり、「石炭火力発電や原子力発電と縁を切りたい」と思っていたといい、15年に建てた自宅の屋根には太陽光パネルを付けた。

ここから続き

 ただ、自家発電した電気をた…

この記事は有料記事です。残り1483文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら