ヤクルト沖縄キャンプ 無観客なのにグッズ店なぜ営業?

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藤田絢子
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 新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、今年のプロ野球春季キャンプは無観客で行われている。観客目当ての商売は成り立たないのではと思いきや、沖縄・浦添運動公園内にあるヤクルトのキャンプ地では公式グッズショップが営業している。一体、なぜなのか。

 店内には、選手のレプリカユニホームや帽子のほか、キャンプを記念したグッズが並ぶ。球団マスコットキャラクターのつば九郎が、沖縄そばにつかったイラスト入りTシャツなどが人気だそうだ。

 他の球団では、キャンプ地のグッズショップを閉めているところもある。全国各地からファンが来られなければ、売り上げに響きそうだ。ヤクルト球団職員に尋ねると、「何度も議論を重ねたが、地元ファン向けに開こうと決めました」。球場では観戦できないものの、浦添店には立ち寄れる。来訪を見合わせるファン向けには、例年、キャンプ地でしか手に入らない限定グッズをオンライン店でも購入できるようにした。

 ヤクルトは2000年からキャンプ地を米アリゾナ州ユマから浦添に移し、今年で22年目になる。「地元に定着したからこそ」と球団職員は感謝する。

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 2日、那覇市から店を訪れた…

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