町中華の伝道師・坂ノ上茜 飲食店の苦境に思わず涙

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大野択生
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 リーズナブルな定食やつまみに舌鼓をうち、年季の入った味わい深い内装に郷愁を感じる。そんな町の中華料理店を食べ歩く番組「町中華で飲(や)ろうぜ」(BSTBS、月曜夜11時)でひときわいい飲みっぷりをみせるのが俳優・坂ノ上茜(25)だ。ロケの裏側や、コロナ禍で時短営業を余儀なくされる飲食店への思い、俳優をめざしたきっかけについて聞いてみた。

 「町中華の伝道師」という二つ名を受け、毎回のロケで2軒ずつ店を巡って2年近く。「友達とバスに乗ってたらご夫婦がずっとこちらを見ていて、ちょっと話し声が大きかったかなと思ってお辞儀したら、『いつもいい飲みっぷりですね』とおっしゃっていただきました」。料理の味を伝える「食レポ」では、おいしく見せるためのスタッフからのアドバイスは特にないという。「基本的に好き勝手にやっていい番組なので、料理の注文も自分の好きなようにしています」

 番組スタート当初は「そもそも町中華を知らないのに大丈夫かな?」と不安だった。が。イタリアンやネパール料理を取り入れたユニークな店にも出会い、町中華に抱いていた概念が、ロケのたびにどんどん更新されていく。「『町中華はこれだ』と決めつけられないことが面白いです」

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 店主や常連客とのやりとりで…

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