「あり得ない」 深夜クラブ訪問、議員地元から怒りの声

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平田瑛美 清水謙司 本多由佳
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言下で、自民党大塚高司(大阪8区)、田野瀬太道(奈良3区)の両衆院議員も東京・銀座のクラブを訪れていたことが新たに発覚した。2人は1日、離党届を提出したが、地元には衝撃と怒りが広がった。

 「国民への制約を強化する特措法改正を議論している立場なのにあり得ない。本当にショックだ」

 党大阪府連の幹部は1日、大塚氏から府連会長の辞表が提出された直後、言葉少なに語った。大阪では日本維新の会の支持が高く、年内に行われる衆院選で苦戦も予想される。「自民が強い他県とは事情が違う。ダメージは特に大きい。自ら事実を明かして謝罪しなかったことも致命傷だ」と恨み節も漏れた。

 一方、維新副代表の吉村洋文大阪府知事は記者団に「大阪にも緊急事態宣言が出て、(営業時間短縮や外出自粛などを)府民、国民にお願いしている中で、ルールをつくる側の国会議員が守らないのは非常に残念だ」と語った。ある維新関係者は「前回の衆院選で惜敗した小選挙区で勝てる可能性が高くなった」と話した。

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 党奈良県連の荻田義雄幹事長…

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