深夜クラブ問題、政権へ「大逆風」 地方選で相次ぐ苦戦

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 緊急事態宣言のさなかに東京・銀座のクラブを訪れていたことなどをめぐり、自民、公明両党の衆院議員4人が1日、議員辞職や離党に追い込まれた。コロナ禍の対応で菅政権の支持率が急落し、各地の地方選で与党側に厳しい結果が相次ぐなか、両党は火消しを急ぐが、政権にとっては大きな打撃となりそうだ。

 1日午後、自民党本部。松本純、田野瀬太道両衆院議員とともに記者団の取材に応じた大塚高司衆院議員は、厳しい表情で心情を吐露した。「どうしたらいいのかと、毎日思うような日が続いていました」

 松本氏が1月18日深夜に銀座のクラブを訪問していたとニュースサイトのデイリー新潮が報じたのは26日。党国会対策委員長代理を辞任したが、当初は閉店後のクラブに1人で行き、陳情を聞いただけと説明していた。しかし、1日になって当日は大塚、田野瀬両氏も同席していたとの情報が与野党を駆けめぐった。

 政府と党は、文部科学副大臣だった田野瀬氏の更迭や大塚氏の党役職の辞任を早々に決定。それでも党内からは「うそをついたのは重い」(党幹部)との声が噴出し、二階俊博幹事長は離党勧告に踏み切った。

批判を強める野党

 松本氏らの説明では、3氏が…

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