フェイスブックが個人情報めぐり通知 アップルより先に

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サンフランシスコ=尾形聡彦
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 個人情報保護を巡り米アップルと米フェイスブック(FB)が対立している問題で、FBは1月31日、利用者向け通知をアップルより先に出すことを明らかにした。説明を先に読んでもらうことで、利用者の理解を得ようとするねらいだ。

 アップルは、FBなどのアプリ企業に消費者のネット使用歴が追跡され、広告費を増やすことに利用されていると指摘している。アップルはiPhone(アイフォーン)上などで、今春から通知を出す予定だった。基本ソフト「iOS」などのアップデートで、FBなどのアプリ上で、「このアプリに追跡を許しますか」などと知らせることを想定している。

 FBはアップルより前に通知して、利用者の同意を得たい考えだ。FBの通知では、個人に合った広告が表示される利点や、広告に頼る小規模企業を支援することにつながる、といったことを主張する見通しだ。

 アップルは昨年6月、各アプリによる追跡に対して、「iOS 14」などから利用者に通知を表示して、許可を求める方式にすると発表した。

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