ゴジラに力道山… 昭和少年の「ステイホーム」を追体験
小川崇
ゴジラやモスラの怪獣映画、戦艦大和のプラモデル、テレビに映る力道山や東京五輪――。高度経済成長期に子どもたちが体験した昭和の文化を、愛知県岡崎市出身の男性が独特のイラストとともにエッセーとしてまとめた。新型コロナウイルスの感染防止で巣ごもり生活が続くなか、「自分のような昭和のインドア少年でも、ステイホームで豊かに過ごすことができた」と振り返る。
イラストレーター・牧野良幸さん(63)=埼玉県在住=は、石材店の息子として岡崎で育った。雑誌やウェブなどのイラストを数多く手がけ、絵本や銅版画の作品も多い。イラストは独学で身につけた。
昨秋出版した「少年マッキー」(CDジャーナルムック)は、岡崎で過ごした1958~70年を、自身のエピソードを交えながらイラストと一緒に紹介している。「外で遊ぶよりも、どうやって家での時間を有効に過ごすかを考えていた」と、部屋でばかり過ごした日々を語る。
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