犬猫の取引価格が高騰 コロナ禍で高まるペット需要

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太田匡彦 江口英佑
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 コロナ禍が続くなか、意外なものが値上がりしている。犬や猫などペットの取引価格が高騰しているのだ。自宅で過ごす時間が長くなったことなどを受けて、ペットの需要が高まっている。

 ペットショップが子犬・子猫を仕入れる、全国のオークション(競り市)では昨春、犬猫を合わせた平均落札価格が約20万円と、例年の2倍ほどまで一時上がった。秋以降は旅行の需要に押されて多少落ち着いたが、昨年12月時点でも子犬が例年の2倍弱の平均18万円前後、子猫が1・3倍弱の平均10万円前後に高止まりしている。

 ペット人気は続いており、埼玉県内の競り市では1月に入っても、20万円を超える落札が相次いでいる。ペットショップなどでの小売価格も高騰したままだという。

 全国のオークション業者でつくる一般社団法人「ペットパーク流通協会」の上原勝三会長によると、外出自粛が広まった昨年3月ごろから、相場が急上昇した。背景には在宅勤務が増え、ペットの面倒を以前より見られるようになったことがある。外出自粛のストレスから癒やしを求める傾向が強まり、そのことも需要を押し上げた。

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