米GDP、前年比3.5%減 コロナで未曽有の景気後退

有料記事

ニューヨーク=江渕崇
[PR]

 米商務省が28日発表した2020年の実質国内総生産(GDP、速報値)は前年比3・5%減で、リーマン・ショック後の09年(同2・5%減)以来となるマイナス成長に沈んだ。比較可能な統計が残る1947年以降で最大の落ち込み。新型コロナウイルスの感染者・死者数が世界最悪となって幅広い経済活動が抑え込まれ、未曽有の景気後退を招いた。

 同時に発表された20年10~12月期の実質GDPは、年率換算で前期(7~9月期)比4・0%の増加にとどまった。春先の感染急拡大を受け、米GDPは4~6月期に戦後最悪の同31・4%減を記録。7~9月期は同33・4%増と大きく反転していたが、年末にかけて回復ペースが鈍ってきた。

ここから続き

 影を落とすのは秋以降のコロ…

この記事は有料記事です。残り395文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら