第1回PCR陽性、数日後に妻も熱 3歳の我が子、どうすれば

有料記事家庭内感染、そのとき記者は

千葉雄高=41歳 千葉雄高
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 記者(41)は昨年12月、新型コロナウイルスに感染した。自分なりに日々の行動に細心の注意を払い、身近に感染者はいなかった。紙面で感染に注意を呼びかけていた社会部の記者として、まず考えたのは「いったいどこで?」。そして年末年始を前に、仕事が立て込んでおり、病状の心配に加え、会社を休むことで「迷惑をかける」という思いも浮かんだ。やがて、妻(41)の感染も判明。息子(3)がいる。「いったいどうすればいいのか」。途方に暮れた。(千葉雄高=41歳)

 ◇12月8日(火)

 午前3時ごろ、体が熱くて目が覚めた。起きて体温計で測ると38・2度。前日からせきが少し出て、寝る前には寒気も感じた。

 まさか、とは思ったが、東京では「第3波」の中で感染拡大が続き、感染者が1日500人を超える日も珍しくなくなっていた。

 近所のクリニックに電話し、受診した。肺のX線写真を撮ったが異常はなし。それでも医師は「念のため、PCR検査しましょう」。住んでいる中央区の医師会が運営するセンターで検査を受けた。

 会社の上司に連絡し、帰宅後は自宅の一室にこもった。息子は保育園を休ませ、妻が在宅勤務しながら世話をした。仕事をしながら子どもの世話をする難しさは、昨春の緊急事態宣言で保育園が休みになった時に痛感していたが、どうしようもなかった。

感染の防止や、感染してしまった人の役に立てば、と、記者が体験を6回の連載でつづります。今回は第1回です。

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 「空騒ぎでも、妻に怒られる…

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