コロナ禍で苦境の中小企業 事業デジタル化のカギは

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聞き手・箱谷真司
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 コロナ禍で外出自粛が続き、中小企業や個人事業主の苦境が続いている。店頭でのサービスが制限されるなか、重要性を増すのがインターネットの活用だ。事業のデジタル化を成功させるにはどうすれば良いのか。ネットショップ開設サービスを提供している「BASE」の鶴岡裕太CEO(最高経営責任者)に聞いた。

 ――どんな事業を展開していますか。

 「ネットに不慣れな人でも簡単にネットショップを開けるよう、デザインなどを選択すれば数分でネットショップを開けるサービスを提供している。企業や個人事業主の規模や業種は問わない。ショップをつくるのは無料で、完全にノーリスクで始めることができる。商品が売れた時と、顧客から入金されたお金を引き出す時は一定の手数料がかかる」

 「2012年からサービスを始め、ネットショップの開設数は累計約130万に上る。20年の新規ショップ開設数は、19年の約2倍になった。新型コロナウイルスの影響で実店舗で商品を販売できなくなり、ネットショップを始めた人も多い。開設者の年代別割合は30代と40代がいずれも3割前後で最も多く、60代以上も1割ほどいる。業種別ではファッションが最多で半数近くを占めるが、最近は飲食が急増している」

 ――コロナ禍で新たに取り組んだことは。

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 「中小企業や個人事業主など…

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