一風堂、シフト減でも「補償しない」 アルバイトに通告
志村亮 高橋末菜
大手ラーメンチェーン「一風堂」で働くアルバイトが、新型コロナウイルス対策の営業時間短縮で減るシフト分の休業補償を求めている問題で、運営会社が「補償しない」とバイト側に伝えたことがわかった。
バイトの男性が属する労働組合「飲食店ユニオン」によると、26日の団体交渉で、すでに決まったシフトが減った分は補償するが、未定の分までは法的義務がないと伝えられたという。
男性は7年ほど前から神奈川県の店で働き、コロナ禍の前までは月20万円弱の収入を得ていたが、シフトが大幅に減る見通しになり、補償を求めていた。
男性は「国もバイトに休業補償を払うよう促しているのに、義務がないから払わないというのはアルバイトを差別しているとしか思えない」と話している。
一風堂を運営する力の源ホールディングス(福岡市)の広報は「団体交渉の内容を具体的に伝えるのは差し控える。ただ当社は法令にのっとって休業手当を払っており、今回もその予定だ」とコメントした。
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飲食店などで働くバイトの支…
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