「加害者生まない」性教育 妻と夫の医師ユニットが提案

有料記事オトナの保健室

[PR]

 性に関する知識を、ポップで楽しい教材を使った授業やワークショップ(WS)で発信する「アクロストン」は、妻みさとさんと夫たかおさんの医師ユニットです。「性加害者を生まない社会」を目標に掲げ、「押し付けない」性教育を提案しています。

 みさと 東京都の公立小学校で年に数回、4年生の性教育の授業をしたり、保護者向けのオンライン講座をしたりしています。企業や保護者らに招かれての出張WSも。WSはテーマごとに6種類あり、カラフルな布や糸から生殖器を作ったり、生理用品やコンドームを実際に触ってみたりします。

 3~10歳ごろが対象のWS「ここからはじまるからだのはなし」は、オリジナルのシール絵本を使います。生物学的な性別による体の違いや、生殖行動としてのセックスから受精、出産までの仕組みを学びます。別の「わたしのからだはわたしのもの」では、洋服の絵を描いたり脱がしたりしながら「イヤ」と言う練習を。子どもたちには自分の手と気持ちを動かすことで、納得しながら学んでほしい。性との出会いをポジティブなものにしたいんです。

ここから続き

 たかお 動物のキャラクター…

この記事は有料記事です。残り1814文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません