外食チェーン、短期の借金4倍に 協力金は「すごく雑」
中島嘉克 若井琢水
緊急事態宣言が再び出されるなか、外食チェーンの苦境が深まっている。短期の借入金はコロナ禍前の4倍超に膨らみ、資本金を減らして「中小企業」になる居酒屋大手が相次ぐ。営業時間を短縮すると支払われる1日6万円の協力金にも不満が募る。
居酒屋「博多劇場」など70店を首都圏で展開する一家ダイニングプロジェクトは東京都からの時短要請に当初は従わず、午後8時以降も営業した。一家ダイニングのような大手は協力金の対象から外れていた。
武長(たけなが)太郎社長は「1円でも売り上げを増やし、雇用を守らないといけないと判断した」と振り返る。
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