五輪開催に広がる懐疑論 「昨春に似た嫌な空気に…」

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小野太郎 ロンドン=遠田寛生
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 23日で開幕まで半年となる東京オリンピック(五輪)について、本当に開催できるのか、懐疑論が広がっている。英紙タイムズが21日に「日本政府は非公式ながら中止せざるを得ないと結論づけた」と報道。政府は否定したが、1年延期が決まった昨春と似た状況に不安感を強める関係者もいる。

 タイムズ紙の報道の情報源は、匿名の「連立与党幹部」。インタビューに「誰も最初に言い出すことを望んでいない。だが、開催は難しいという意見で一致している」と述べ、中止の見通しを示したという。夏季五輪は2024年がパリ、28年は米ロサンゼルスと決まっており、25年に開催地が決まる32年五輪に動くと予想。菅義偉首相はあまり乗り気ではないが「この状況ならば誰も反対しない」と語ったという。

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