「五輪開催は可能」IOCの古参委員がそう考える理由

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聞き手・構成 遠田寛生
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 今夏に延期になった東京五輪の開幕まで半年を切った。コロナ禍で開催に懐疑論が出るなか、関係者のインタビューを通じ、改めて大会の意義を問い直したい。

IOC委員のディック・パウンド氏

 東京オリンピック(五輪)の開催判断は3月か4月、遅くとも5月にはしないといけない。施設の整備など、最終準備に2カ月は必要だからだ。

 五輪のあり方としては、世界中から観戦に来られるのが望ましい。ただ、無観客開催もありうる。過去の五輪でも、約99%の人はテレビやオンラインで楽しんでくれている。

 再延期はできない。半年後は北京冬季五輪があり、終われば24年パリ夏季五輪の態勢になる。残念だが、今年開催するか、中止するかの2択だ。

「1年延期、ほぼ奇跡」

 危機的な状況であれば、誰も…

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