上京して10年、深川麻衣の「おもいで」と「これから」

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川村貴大
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 「後悔するのは嫌だ」

 20歳の春、深川麻衣は芸能界への夢を追って上京した。あれから10年。仕事で壁にぶつかると、母に電話をかける。

 「本当につらかったら、いつでもやめて帰ってこればいい」

 その言葉で、「まだまだ頑張りたいんだ」と気づかされ、逆に燃えてくる。

 主演映画「おもいで写眞」(1月29日公開)で演じる音更(おとさら)結子は、東京でメイクアップアーティストになる夢に破れ、唯一の家族だった祖母の死をきっかけに地元の富山に帰ってくる。町役場に勤める幼なじみの星野一郎(高良健吾)に頼まれ、お年寄りの遺影写真を撮る仕事を始め、少しずつやりがいを見いだしていく。

 「結子は性格がストレートすぎてお世辞が言えなくて、仕事をクビになって地元に帰ってきます。私も『向いてないのかなぁ』とか『逃げたいなぁ』と思ったこともたくさんあるので、結子の葛藤はものすごく理解できました」

 地元の静岡県で過ごした中学時代。雑誌のファッションモデルに憧れ、芸能界への夢を抱くようになった。高校生になると、タレント養成所のダンススクールに通い始めた。

 高校卒業後は、芸能に対する憧れもあったが、とにかく手に職をつけておきたくて、名古屋の服飾専門学校に進んだ。

 記事後半では、乃木坂46のメンバーとして活動した日々や俳優としての再出発、夢だった朝ドラ出演、映画「おもいで写眞」で感じた思いや自身の「これから」について語ります。

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 就職するか、芸能の道に進む…

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