「一度、終わった人」だった山田裕貴「俳優は心の仕事」

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宮田裕介
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 自分のことを「一度、終わった人」と山田裕貴は話す。NHKのドラマ「ここは今から倫理です。」(土曜夜11時30分)で主人公の倫理の教師・高柳を演じている。朝ドラ「なつぞら」で、主人公の幼なじみを演じて注目を集め、若手演技派として話題作に続々と出演しているが、電車賃や食事代を気にする生活を過ごした時期も。どんな人生を歩み、今に至るのか。話を聞いた。

 俳優を目指したのは、17歳、18歳のころ。高校で進路を決める時期だった。「最初は俳優の仕事に憧れはなかった。テレビっ子だっただけなんです」

 山田の父は、元プロ野球選手の山田和利だ。中日、広島でプレーし、現在は広島のコーチを務めている。

 自身も小学4年から中学3年にかけて、野球をしていたが、やめた。「プロ野球選手になれないと思って。体格、センスの違いを感じて無理だと諦めてしまいました。また、父親の背中を追っているだけで、自分の人生を歩んでいないとも思いました」

 愛知県出身。高校は野球の強…

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