京大病院こども医療センター開設 AYA世代にも配慮

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杉浦奈実
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 京都大医学部付属病院は21日、子どもの医療に特化した「こども医療センター」を23日に開設すると発表した。内科系、外科系の小児科病棟を集め、高度医療の設備も強化する。「AYA世代」と呼ばれる、思春期や若者の患者の専用スペースも設ける。

 センターはおおむね20歳以下が対象で、北病棟の2フロアに60床を備える。これまで小児科で治療を受けていた患者のほかに、大人と同じ病棟で入院していた患者も集まる。治療の説明や進学相談などに応じる「チャイルドライフスペシャリスト」や、保育士も配置する。

 同院は国内に15施設の「小児がん拠点病院」のひとつで、最先端の小児がん治療に携わるなど、全国でも有数の高度医療を扱う。センターでもこうした特徴を生かし、他の病院では難しい先進的な治療に対応するため、がんや臓器移植の治療に必要な無菌室を4部屋、難治性のてんかん治療に役立つ精密脳波検査室など、医療設備も強化した。

 治療を受ける子どもの気持ち…

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