答弁が短すぎる――。21日に参院本会議であった代表質問での菅義偉首相の答弁をめぐり、参院議院運営委員会理事会は同日、官邸に対し、質問に対して丁寧に答弁するよう申し入れた。

 参院議院運営委員会は、最初に質問に立った立憲民主党の水岡俊一氏について、30分の質問時間と、30分の政府側の答弁を想定していた。実際の本会議では、水岡氏がほぼ30分間で質問したのに対し、主に首相が対応した政府答弁は12分程度で終わった。

 野党側は「あまりにも簡潔すぎる」などと指摘。本会議中、議院運営委の理事が協議したため、代表質問は一時中断された。

 その次に質問した自民の武見敬三氏でも、武見氏の約30分の質問に対し、首相の答弁は11分半程度で終わった。

 このため、野党側は代表質問後の議運理事会で改めて抗議。自民党の水落敏栄議運委員長は理事会後、記者団に「30分の質問時間であれば、それに見合う形の答弁をするのが慣例ではないか」と指摘。「あまりにも簡潔すぎるので丁寧に答弁して下さいと伝えたい」と語った。

 水落委員長は、自民の末松信介…

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