1人抗議に「がっかり」 あがめた団体はトランプ批判に

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ニューヨーク=鵜飼啓
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 20日のバイデン大統領の就任式典に当たっては、米連邦議事堂襲撃事件を受けて、首都ワシントン以外の州でも厳重な警備が敷かれた。ワシントンがほぼ封鎖状態となり、抗議の矛先が各州州都に向く可能性があると見られていたが、大きな混乱はなかった。

 AP通信によると、米連邦捜査局(FBI)は5人が死亡した議事堂襲撃事件後、就任式にかけて50州すべてで武装示威活動が行われる可能性があるとする内部文書を配布。これを受け、3分の1余りの州が州兵を動員して州都にある州議会議事堂周辺などの警備を強化した。緊急事態を宣言したり、議事堂を閉鎖したりする州もあった。

 昨年10月に民間武装組織による州知事拉致計画が摘発されたミシガン州では、州議事堂前に抗議者が20人ほど集まったという。オハイオ州やオレゴン州などでも抗議者が集まったが、数十人規模にとどまった。ニューヨーク州オルバニーでは、州議会議事堂前にトランプ前大統領支持の男性1人が姿を見せた。地元記者のツイートによると、男性は「数千人が集まると思った。がっかりした」と話していたという。

 連邦議事堂の襲撃事件は、選…

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