コロナ禍で開業半年、ホテル総支配人が直面「制度の穴」
近藤郷平
新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が再び出て、ホテル業界を揺るがし続けている。昨夏に名古屋市中心部に開業した、オークラニッコーホテルズが手がけるニッコースタイル名古屋。西邦之・総支配人がこの半年をふり返った。
――昨年8月の開業ですが、コロナ前はどういう戦略を描いていたのですか。
「変わらないのが泊まらなくても行ってみたいというコンセプトで、地元で注目されているコーヒーショップとのコラボや音楽など、お客様や地元の人が集う空間が売りです。伝統工芸などの和とモダンなインテリアをちりばめ、感性が刺激され、豊かな体験ができる『ライフスタイルホテル』と呼んでいます。一方で、コロナ前のターゲット層は欧米やアジアの富裕層など海外から4割、国内から6割としており苦戦しています。すでに人を雇い、長く準備を進めてきましたので開業しないわけにはいきませんでした」
GoToで一服したものの
――宿泊の状況は。
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「開業は愛知県の緊急事態宣…
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