元日の空に描かれた「ナスカの地上絵」航跡、何のため?

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中野浩至
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 今年の元日、日本各地で同じ地域の上空を繰り返し飛ぶ小型飛行機が何機もあった。その航跡を線でつなぐと、さながら「ナスカの地上絵」。何のために飛んでいたのか。

 リアルタイムで航空機の運航情報を提供するネットのサービス「フライトレーダー24」で、ある小型機の1月1日の航跡を調べると、東京都内の上空をぐるぐると飛んでいた。この日、同じような飛び方の小型機は各地で確認できた。ツイッターでは「巨大な牛の地上絵を描いているかと思った」「なんでこんなに飛びまくってるの?」などの投稿が相次いだ。

 「元日に決まったエリアの上空を巡回する動きを見る限り、固定資産税の調査用に飛ばした可能性が高い」と話すのは、新潟市の測量会社「オリス」の担当者。同社も東京都の固定資産税調査のため、元日に世田谷や中野など都内5区の上空で小型機を飛ばしていたという。

 なぜ、新年早々に調べる必要があるのか。

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