低調な大リーグFA市場、ようやく本格化?田中の去就は

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ロンドン=遠田寛生
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 コロナ禍に見舞われた大リーグの移籍市場が、例年以上に低調だ。春季キャンプまで1カ月を切ったが、多くの大物選手が所属先を決められないでいる。

 19日現在、フリーエージェント(FA)市場を見ると大物の名前が並ぶ。昨季はナ・リーグのレッズでサイ・ヤング賞を獲得したトレバー・バウアー、フィリーズで活躍した捕手のJ・T・リアルミュート……。オールスタークラスがそろう。

 ダルビッシュ有らを獲得したパドレスや、メッツなど、交換トレードでの補強が目立つ一方で、FA市場は動きは少ない。今月に入り、昨季のア・リーグ首位打者に輝いたDJ・ラメーヒューが長期契約でヤンキース残留に基本合意したと一報は出てきたが、まだまだ鈍い。

 最大の原因は新型コロナだ。昨季はレギュラーシーズンが162試合から60試合に短縮され、無観客開催に。大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーは昨年10月、AP通信に全30球団での損失は約30億ドル(約3100億円)と明かした。

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 各球団の財布のひもは当然…

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