三浦綾子作品を「立ち読み」 記念館がネットで企画

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本田大次郎
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 スマホで「立ち読み」してみませんか――。北海道旭川市三浦綾子記念文学館は、地元出身の三浦の作品に触れてもらう機会を増やそうと、ほぼ全ての小説の冒頭部分をネットで公開している。「気に入れば、本や電子書籍で続きを読んで欲しい」と期待する。

 同館は昨年11月、ホームページに「はじめの一歩」というコーナーを開設。三浦の小説55作品のうち54作品の冒頭を無料で公開した。読めるのは第1章部分までがほとんどだが、デビュー作の「氷点」は第4章まで触れられる。

 1999年に亡くなった三浦の作品は今も人気だが、多くの書店では代表作の「氷点」や「塩狩峠」などしか並んでいないことが多い。電子書籍もあるが、紙の本では重版未定の作品もある。そこで同館は、様々な三浦作品に気軽に触れてもらおうと、冒頭部分をネット上で公開することにした。エッセーも4編を紹介し、今後、対象を増やす。それぞれの作品の最後には出版社のサイトへのリンクもあり、ネットでも注文しやすくなっている。

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 すべての三浦作品の著作権は…

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